子供のころから 神社の鳥居や参道の脇などにある狛犬(こまいぬ)が好きで、今でも見つけると ジッと眺めてたりします。今回は その中でも個性的な狛犬が多い『大江神社』の狛犬を見に散歩に出かけます。
今日も、ぼちぼち行きましょう。
大江神社は 大阪市天王寺区夕陽丘町にある神社で、最寄り駅は大阪メトロ(地下鉄) 四天王寺前夕陽ヶ丘駅です。④⑤番出入口からだと徒歩で3~4分ほどで着きます。 歴史は古く、四天王寺創建の際にそれを守護する四天王寺七宮の一つとして祀られた神社だとか。 この鳥居のすぐ横に、天王寺七坂の一つ「愛染坂」があります。
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手水舎で 手と口を清め 社殿へ。 二礼、二拍手、一礼…。
邪気を祓い 神前を守護する狛犬は、拝殿に向かって右側に口を開けている「阿(あ)形」、左側に口を閉じている「吽(うん)形」が多いです。 稲荷社にいる狐像も、神様に使える動物として狛犬と同じように神前を守護する役目をしています。 では一対づつ見ていきますね。
先ずは、拝殿前の一対。 玉を抑えた「玉取り」の「阿形」、子ども連れた「子取り」の「吽形」。 獅子を思わせる鬣(たてがみ)が勇壮な感じで 重厚感があって勇ましい顔つき。 両方ともいいね~。
こちらの一対は、表参道の鳥居の横にあります。 なんとも愛嬌のある顔立ち。特に阿形の鼻の形がいいでしょ。「帰ってきたウルトラマン」に登場する怪獣 ツインテールに似てると思いません?
こちらの一対は、境内社殿左横にあります。 かなり年季の入った狛犬です。あちこち風化して表面が剥がれ落ちてたりもするんですが、顔がいいでしょ。 なんとも言い難い表情。 個人的にはこの狛犬が、今まで見た中で好きな狛犬トップ3の一つです。 ホンマず~っと見てても飽きんわ。
こちらの一対、元々は神仏分離する前の毘沙門天守護の狛虎で 近年 新しくなりました。 平成十五年、阪神タイガースが十八年ぶりに優勝した時に マスコミにも大きく取り上げられ、今ではタイガースの守り神として、多くのファンがお参りされています。 ちょっと猫っぽいですけど…。
こちらの一対は、大江神社の西側にある鳥居の横に鎮座しています。 顔向きが 少し上を見上げているように見えます。台座ギリギリに置かれた前足がかわいい。
こちらの狛犬が置かれた参道は、「百歳(ももとせ)の階段」とよばれています。
以上が、大江神社の狛犬です。 境内には 他に日吉稲荷社 や 芭蕉の俳句碑もあります。境内はそんなに広くはなく サクッと参拝できるので、その際には ぜひ狛犬も見に行ってくださいね。
ほな、また。