今回は 桜の開花に合わせて車で行ってきた奈良の桜名所巡り3軒目『長谷寺』です。 お寺ファンなら 誰もが知っているこのお寺は「花の御寺(みてら)」とも呼ばれ、一年を通じてさまざまな花が咲く美しいお寺です。
見どころが多すぎるお寺なので、今回は桜見物をメインに紹介していきます。 ほな、ぼちぼち行きましょか。
訪問したこの日(2023/3/28)は朝早くに行ったにもかかわらず、近隣の駐車場はほぼ満車で少し離れた民営の駐車場に車を停めて山門まで歩きました。 門前のお土産屋さんやお食事処もまだ開店前なんやけど、すでにまあまあの人が長谷寺に向かって歩いていました。
電車で行くなら最寄りの駅は、近鉄「長谷寺駅」で徒歩だと約10~15分です。
門前町を抜けた案内板の横にある桜は まさに見頃! ここから参道に入っていきます。
参道で咲く桜と木々の緑が美しい。 この階段を上がると山門です。
この時期は、御本尊の春季特別拝観の期間中ということもあって 入山券を買う人の列ができていました。
入山料金は通常 大人 500円、中・高校生 500円、小学生 250円ですが、本堂や本坊の特別拝観期間中は割安な共通入場券もあるので 長谷寺公式ホームページ などで チェックしてくださいね。
こちらが、総門となる仁王門です。 堂々たる風格の三間一戸入母屋造りの本瓦葺、いつ見てもカッコイイっすね~。
それでは、中に入って行きましょう。
仁王門をくぐって中に入ると登廊があります。
長谷寺と言えば この登廊を思い浮かべる人も多いんじゃないでしょうか。 全段399段(数えたことはないけど…)の有名すぎる登廊です。
登廊の途中で階下を見渡すと、これがまた爽快で清々しい。
登廊の途中にある蔵王堂。大きな三鈷が置かれています。 この他にも宗宝殿や 藤原定家の塚など登廊途中には道草したくなるスポットがたくさんあるんです。
登廊を上がりきると いよいよ本堂です。
本堂の前には 御朱印授与所や納経所があり、こちらにも参拝客や外国人観光客など多くの人で混雑していました。 この日は写真に人が映らないよう撮るのも難しかったっすね。
そしてこの本堂内には、国指定重要文化財の十一面観世音菩薩立像が祀られています。10mを超える大きさのこちらの観音様は 特別拝観期間のみ正堂(内陣)の入堂が許され、観音様の御足に直接触れてお参りすることができるんです。他にも薬師如来坐像や 十二神将像、裏観音と称される十一面観世音菩薩立像、弘法大師坐像、興教大師坐像などなど仏像ファンにはヨダレものの仏像がズラリと鎮座されています。もちろん堂内は撮影不可です。
本堂の礼堂(外陣)の床は いつ来てもピッカピカ!! 映りこむ景色と光が 美しすぎる。
本堂の前は舞台造りになっていて、こちらにもたくさんの人がいました。
本堂の舞台から五重塔をパチリ。 う~ん、めっちゃエエやん!
大国堂、御影堂、本長谷寺と順路に沿って見て回り 五重塔へ。
今回は桜見物がメインなので先に進みます。 それにしても さすが長谷寺、桜が景色から途絶えないっすね~。
本長谷寺の横にある五重塔です。 この朱色の塔が 桜のある景観にひと味加えるんやねぇ。
そしてこちらが、本坊の前に咲く「御所桜」です。
帰りのルートから少し逸れるんやけど、こちらの桜はぜひ見にいってほしいですね。 枝垂れた八重の大形の花が ホント美しいんです。
そして最後にこちら。
本坊を出て仁王門に戻る途中に 一番の桜絶景ポイントがあります。 満開時には 木々の隙間も埋まり、もっと艶やかで美しい風景になるんですよ。 ここ超オススメです!
いかがでした? 広い境内に約1000本のソメイヨシノや山桜などが咲き誇る桜の名所 長谷寺。
みなさんも是非!!