大阪市天王寺区にある生國魂神社は『いくたまさん』の愛称で呼ばれる神社で、ウチから近いこともあって ほんまにしょっちゅう行ってます。 初詣やお祭りだけでなく、孫たちが夏休みで遊びに来た時とかは セミ捕りに行ったりと かなり馴染みの深い神社なんです。
今日は、その生國魂神社にあって、孫たちが「これ何?」って言ってた 石碑や銅像を紹介します。
ほな、ぼちぼち行きましょか。
松屋町筋と千日前通が交差する『下寺町』の交差点。ここに大きな立て看板と西之鳥居があります。普段はここの鳥居をくぐって坂道を上っていくんですが、電車で参拝に来られるんやったら 最寄り駅は 大阪メトロ(地下鉄) 谷町九丁目駅で 徒歩約5分です。
本殿正面の鳥居です。 昔は表参道が新歌舞伎座(近鉄 上本町駅のすぐ横)からここまで約1㎞ほど あったそうですが、現在はかなり短くなっています。それでも夏祭りの時などには、谷町筋からこちらの鳥居まで露店などが出て賑わいます。
境内に入ってすぐに 狛犬さん。 いつ見てもハンサムでカッコイイ。
来たら先ずは本殿へ。 二礼 二拍手 一礼…。
普段なら 写真の矢印に沿って 他の摂社も参拝するんですが、今回は 本殿北側にある『生玉の杜』に向かいます。
まずはこちら『米澤彦八の碑』です。 米澤彦八は 江戸時代の中期、 生玉神社(現在の生國魂神社)の境内の小屋で人気を集めた噺家さん。またオチに重点をおいた新鮮な咄が、多くの上方落語の原型になったと言われているため、上方落語の祖と呼ばれているんだそうです。 沢山の落語家さんと触れ合える「彦八まつり」、去年は中止やったんやけど 今年は開催されるといいのになあ。
次に『中山琴主の歌碑』です。 中山琴主は、江戸後期・明治期の 八雲琴 ( 二弦琴 )の創始者。生國魂神社との所縁は、わかりませんでした。ゴメンナサイ…。
こちらは、『織田作之助の像』です。 御存じ「夫婦善哉」の作者。 自身の著書「木の都」の一文に生國魂神社が登場することから、生誕百年の記念に オダサク俱楽部から寄贈されたとの事です。 帽子にマント姿がカッコイイね~。
んで、こちらは『井原西鶴像』です。 江戸時代の大阪の浮世草子、人形浄瑠璃の作者。 作品「好色一代男」は 中学校の社会科授業にでてくるほど有名やね。また生國魂神社の境内で俳諧師としても興行してたんやって。ちなみに生國魂神社の境内には、文楽の先賢を祀る 浄瑠璃神社もあります。
最後にこちら『結の玉』 大阪の石材会社さんが奉納されたモニュメント…かな? なんかいいでしょ。ついつい撫でてしまいます。
う~ん、子供からすると たしかに「これ何?」やね。 あらためて自身も勉強になりました。 つぎにこちらに来た時は、摂社も紹介しようと思います。今日のところは、このへんで…。